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世界一の高さのタワー:東京スカイツリー

現在、東京都墨田区押上に建設中の電波塔である東京スカイツリーは11月17日にギネス世界記録に「世界一の高さのタワー」の認定を受けた。333メートルある今の放送塔の東京タワーは多くの高層ビルに囲まれていて、電波の送信に障害があり、完全な地上デジタルテレビ放送ができなくなったため、2003年、日本放送協会(NHK)と在京テレビ局5社が600メートル以上の新電波塔を都に求め、東武鉄道株式会社と協力して、2006年11月24日に次の三つのコンセプトに基づいてデザインが公表された。

  1. 未来的なデザインと日本の伝統美を融合
  2. まちの活性化を促す
  3. 災害時の情報伝達への貢献

東京スカイツリーの高さが634メートルである理由は東京スカイツリーが昔の「武蔵国」(6(む)、3(さ)、4(し))に当たる地域に建てられているからだ。タワーの地面に接している断面は正三角形であるが、強い風に耐えられるように、高くなるほど丸みをおび、地上約320メートルで円になり、二つの展望台がそれぞれ地上350メートルと450メートルにある。そして、東京スカイツリー全体のカラーデザインは日本伝統の「藍白」を基にした青みがかった白であり、一日おきに色を交互に替える二色のLED照明も加わる。

東京スカイツリーは2012年5月22日で、展望台入場料金を徴収する予定だ。東京スカイツリーは高さでギネスブックに載ったばかりではなく、未来的なデザインと日本の伝統美の融合する美しい日本建築の一つとしても高く評価されるべきだと考えられる。将来的には、世界中の観光客を魅了して、観光産業の回復にも影響力があるのではないだろうか。

日本の原子力発電所の討論

2011年3月11日。地震と津波によって破損された福島第一原子力発電所では国際原子力事象評価尺度のレベル7(深刻な事故)に相当する多量の放射性物質が外部に漏れ出た。炉心溶融及び水素爆発等の様々な要因が重なっているが、最大の窮地は発電所からの放射性物質の放出だ。

日本政府と東京電力(TEPCO)は2011年10月から2012年1月までに原子炉を冷温停止させる措置を発表したが、放射性物質が放出し続けているため、国民は政府と東京電力を信用しなくなった。

KYODO PHOTO

そして、9月19日に東京で約6万人の反核抗議者が集まり、反核デモを行った。この抗議で注目されるのは驚くべき数の地方政府関係者や1万5千人もの労働組合の連合のメンバーが参加したことだった。なぜならば、多くの連合のメンバーは原子力産業の従業員であるからだ。ジャーナリストの鎌田慧氏、ノーベル文化賞受賞者の大江健三郎氏、作曲家の坂本龍一氏等の有名人も参加して、メディアの注目を集めた。鎌田氏はこの反核運動は日本では全く新しい現象であり、歴史上に残る大規模な抗議運動だったと語った。

反核運動が続き、再生可能エネルギーの支援も増加している中で、新首相は日本の原子炉を高く評価している。電力不足の日本の経済への影響を懸念し、原子力の必要性を強調した。

日本政府は経済の安定のために原子力保持を主張し、これに対して、反核家は国民の健康や安全のために原子力発電に関する国民投票を推進しており、日本の原子力問題は引き続き、討論されている。

キレる若者達

世界で一番安全な国だと言われている日本では、最近、少年犯罪件数が増えていて日本の社会は悩まされている。若者の犯罪件数は欧米諸国より少ないが、それは現在の日本で最大の社会問題の一つとなっている。

少年犯罪件数が増えている理由は、最近の若者達が慢性的にストレスの問題を抱えているからだと言われている。若者達は若者らしく楽しみに耽ったり自由に時間を過ごしたりすることができず、勉強や習い事に追われて、毎日圧力鍋のような世界で忙しい生活をしている。しかし、そのような社会で生き残れない若者達は、突然、怒り出して殺傷事件を引き起こすそうだ。そして、マスコミは、昂ぶった怒りの感情が我慢の限界を超えて一気に噴出す様子を「キレる」と表現し、その若者達を「キレた若者達」と呼んでいる。

ある研究によると、キレた若者達、特にキレた生徒はよく「学校もイヤだし、家庭もイヤだ」と言い、自分の人生に欲求不満を感じているそうだ。なぜならば、その生徒はよく友達の間で仲間外れにされたり、家族にも無視されているからだと言われている。しかし、もしその若者達を取り巻く人間関係が安定していて、温かいネットワークの中に包まれていれば、縦えストレスに耐えられなくなっても、若者達は大きい暴走には至らないそうだ。

研究者は生徒を支えられるネットワーク以外に、生徒が安心感を持って過ごせるような学校の改革も必要だと指摘している。キレる可能性がある生徒を守るために様々な変革も重要だが、まずは、生徒が社会によって決められた人生にしばられることなく、自分の夢を追随し、好きなことができる社会というものが考えられるべきだと思う。