東日本大震災後、日本に行く外国人観光客の数が激減した。震災の前と比べて観光客の数は約50%減少し、観光支出も約47%減少した。この夏、観光は少し増え始めたが、まだ以前の中央値のレベルからは程遠いと言われている。
現在の観光産業を回復するため、最近、観光庁は全世界の1万人に航空運賃を無料にする方針を固めた。観光庁は2012年に日本に観光を希望する外国人にオンラインで申し込んでもらい、さらに、無料航空券をもらった旅行者の一部に震災後の日本旅行についてアンケート調査に協力してもらう予定だ。
そうすることで、旅行者に日本の安全性をはじめ、日本旅行の経験をインターネットで世界にアピールしてもらうことを狙っている。そうすれば、観光産業を立ち直ることができると観光庁は確信している。
しかし、この事業費は約11億円になると推定されているため、現在の景気後退の問題を配慮し、この方針が効果的に観光産業の回復に繋がるかどうかを疑問視する声も上がっている。この方針によって2010年の過去最高記録の約861万人の外国人観光客の数を超えるかどうかはまだ不明だが、政府が来年の国家予算を承認すれば、この方針は2012年4月に開始され、初夏には1万人が選ばれる予定だ。