訪日外国観光客を増やすために

日本経済新聞(2012年3月20日)によれば、「東日本大震災とそれに続く原発事故により、日本の観光産業は大きな打撃を受けた」という。朝日新聞(2012年7月21日)によると、六月には外国人観光客数が震災前を上回ったが、回復が遅れている国もある。では、どうすれば訪日外国人観光客数が回復するだろうか。

訪日外国人観光客の東日本大震災後の心配は、おそらくほぼすべてが放射能汚染への心配だと思われる。日本政府が国内と世界に発表した東北地方の放射能データが一致していないという話もあった。その結果、日本への信頼を失った外国人はわずかとは言えない。日本政府は放射能のデータをまとめて観光客に詳しく説明するべきだ。観光客の日本への信頼を回復するためには、放射能のデータの見方を分かりやすく説明した上で示し、安全と言えるかどうかを観光客自身に判断させたほうがよいのではないか。今日本が安全だと断言しても、観光客を誘致するための嘘に見える。そのため、放射能のデータを直接観光客に見せる必要がある。

訪日外国人観光客数を回復させるため、日本政府は外国人が放射能汚染などへの心配をしているということを重視することが不可欠だ。そうすれば、観光客数の増加が望めるだろう。

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