Day: November 15, 2012

ソーシャルゲーム

2012年9月25日に放送されたNHKの番組「クローズアップ現代:ソーシャルゲーム急成長のかげで」によると、空前のブームを迎えているソーシャルゲームでさまざまな問題が起きているそうだ。今や1000万人が利用していると言われる携帯オンラインゲーム“ソーシャルゲーム”で、有料のくじでお金をたくさん使う人がおり、ゲームをやり続けるために親の金を盗む子供やゲームにのめり込んで学校を休んだ子供もいる。ソーシャルゲームで起こった問題の背景には、ゲーム会社の行きすぎともいえる戦略があるそうだ。

私はインターネットゲームをしたことがないので、番組を見て驚いた。インターネットゲームにのめり込みすぎると恐ろしい結果につながると気付いた。しかし、ゲームをやることが必ずしも悪いことだとは思っていない。もしそれが周りに迷惑をかけていないなら、何をやっても個人の自由だと思う。番組の最初に出た河野さんが大量のお金をゲームに使うのは周りからみると理解不能だが、河野さん自身が楽しさを感じているのだから責められるべきではないと思う。ゲームにハマりすぎて学校をやめた少年は極端な例かもしれないが、私は別に学校に行くことが正解だと思っていない。ゲームの達人になるためゲームを深く知り、それをきっかけに将来優秀なゲーム会社の社員になる可能性もある。ゲーム会社の戦略でゲームの参加者をのめり込ませることは確かに参加者に問題を起こさせたが、その問題を解決することも参加者の人生の試練かもしれない。

 

マレウレウ

NHKの道徳ドキュメント第17回「伝統の歌に願いをのせて」というテレビ番組を見て、さまざまなことが勉強になった。この番組は、アイヌ音楽の復活と伝承に取り組む「マレウレウ」という女性のグループについて紹介した。マレウレウのメンバーの祖先は北海道のアイヌなので、メンバーの4人は音楽を通して、アイヌ文化の魅力を伝えようとしている。

番組の最初に、マレウレウのコンサートの映像が少し流された。私はアイヌ民族とアイヌ語の存在を知っていたが、アイヌの音楽を聴いたことがなかったので、映像を見て音楽の魅力を感じた。番組のインタビューされたコンサートの観客が言った通り、「すごく不思議な心地よさ」を感じた。言葉の意味はわからないが、音楽に感動した。

アイヌ語で、歌や踊りのことを「ウポポ」を言う。マレウレウのメンバーは、ウポポを再現するため、古い音声資料などをもとに歌と踊りの練習をした。こういうかたちで、アイヌ音楽の復活と伝承に取り組んでいた。これはとても素晴らしい努力だと思う。こういう努力があるので、アイヌ伝統の歌が消えていくことはないだろう。

マレウレウの新メンバーリエさんには、小学校のときにアイヌであることをバカにする同級生がいたので、リエさんはアイヌであることを言わないようにしたことがあった。その後、リエさんと同じ専門学校のアイヌの友達は自己紹介のときにアイヌであることを堂々に話した。それを見て、リエさんはアイヌの歌や踊りを再び始めようと決心した。私の考えでは、自分のアイデンティティを隠すより、自信をもってアイデンティティを話すほうがいい。

この番組を見て、アイヌの音楽、文化やアイデンティティなどに関する知識が増えてよかったと思った。

メロンのあらすじと感想

私(みのり)は友達とお昼ご飯を食べている。私の友達、みほはすごく美人で、西洋人形のような魅力的な女の子だ。みほの両親は仲が良くて、よくコンサートや食事や温泉にふたりで出かける。みほのママもすごく美人で、旦那様に愛される奥さんである。みほの下駄箱に入学二ヶ月で四通目のラブレターが入っていたけど、みほは興味なさそうだ。みほは好きな人がいない、しかし私に好きな人がいるということに羨ましいと思っているらしい。私の好きな人、次郎くんは去年の今頃大学四年生だったが、留年しているかどうかがまだ分からない。私はお母さんの誕生祝いをするため、みほのうちへのお泊まりの誘いを断った。

お母さんの誕生祝いで、お父さんは相変わらずプレゼントあげず、ずっと黙っていた。お姉ちゃんは自分の誕生日に旦那様の島木さんからワンピースをもらう自慢していたが、お母さんは最初からお父さんからのプレゼントを期待してないと言った。

少し時間が経って、お弁当の時間にみほは自分の両親が離婚することを普通の口調で言った。コンサートをか食事とかは全部嘘だった。みほは「夫婦なんてばかみたい」と言った。

その夜、お父さんはメロンを買ってきた。私はこれがお姉ちゃんの誕生日に決まっていることだと思ったから、お姉ちゃんはもう家にいないけど買ってくれるお父さんを親ばかと言った。実は、お母さんはお姉ちゃんを生むときに難産で、その後に入院していた。病院は陰気で蒸し暑くて、憂鬱だったお母さんはメロンが食べたいと言った。そしてお父さんが真剣な顔でこれから毎年死ぬまでメロンを買ってやるから元気になってくれと母さんに言った。その結果、毎年お姉ちゃんの誕生日に、お父さんはお母さんのためにメロンを買っているのだ。

この短編小説を読んで、私はどこかで似たようなものを読んだことがある気がした。アジア、特に日本の男性は愛情を直接に表現することが珍しくて、この小説に書いてあることはよくある話だと思う。この小説には三組の夫婦が登場する。みほの両親は知的なイメージで、よくプレゼントをおくるが、実は仮面夫婦で、離婚するまでずっとみほに嘘をついていた。お姉ちゃんと島木さんは新婚夫婦で、誕生日にワンピースをプレゼントすることなどをまだ楽しんでいる。私(みのり)の両親は熟年夫婦で、誕生祝いと派手なことはしない、お互いを思っている気持ちを常に表に出さないが、結婚生活を長く続けている。この小説が表現したいのは、夫婦の絆は周りの人に見せるものではなく、お互いの心にあることだということだろう。

訪日外国観光客を増やすために

日本経済新聞(2012年3月20日)によれば、「東日本大震災とそれに続く原発事故により、日本の観光産業は大きな打撃を受けた」という。朝日新聞(2012年7月21日)によると、六月には外国人観光客数が震災前を上回ったが、回復が遅れている国もある。では、どうすれば訪日外国人観光客数が回復するだろうか。

訪日外国人観光客の東日本大震災後の心配は、おそらくほぼすべてが放射能汚染への心配だと思われる。日本政府が国内と世界に発表した東北地方の放射能データが一致していないという話もあった。その結果、日本への信頼を失った外国人はわずかとは言えない。日本政府は放射能のデータをまとめて観光客に詳しく説明するべきだ。観光客の日本への信頼を回復するためには、放射能のデータの見方を分かりやすく説明した上で示し、安全と言えるかどうかを観光客自身に判断させたほうがよいのではないか。今日本が安全だと断言しても、観光客を誘致するための嘘に見える。そのため、放射能のデータを直接観光客に見せる必要がある。

訪日外国人観光客数を回復させるため、日本政府は外国人が放射能汚染などへの心配をしているということを重視することが不可欠だ。そうすれば、観光客数の増加が望めるだろう。