Mak and Sunder(1997)によると、日本政府は、小規模の店を守るため、1973年に大規模小売店鋪の出店を規制する法律を制定したそうである。その後、国が小規模店を守るために店舗の競争をコントロールしている。私は、これが経済と文化のために必要だと思う。これから日本の町並みでは小規模店は消えていかないと思う 。
先週の水曜日に、クラスメイトと一緒に吉祥寺のハーモニカ横丁に行った。ハーモニカ横丁では、お店の並び方はまさにハーモニカの吹き口のようだ。ハーモニカ横丁のお店はほとんど長い歴史を持つ居酒屋や食堂。お店が狭く小さくて、路も細いのだ。こういう条件に制限されて、セルフサービスエリアと食事席エリアが路の両側に分かれるセルフサービスの食堂もある。午後2時に、ハーモニカ横丁でぶらぶら散歩しながら、食べるところを探した。まだお昼ご飯の時間だと思うが、開いてない店はほぼ全体の半分だ。それはなぜだろうか。開いていない店の看板を見て、その中で居酒屋が多かった。居酒屋のお客さんはだいたい仕事帰りのサラリーマンで、昼間にお客さんが少な過ぎるかもれない。
開いている店がほぼこんでいるので、探すのはかなり時間かかった。最後に決めたのは「みんみん」という中華料理屋だ。中華料理だと看板で書いてあるけど、どこが中国っぽいのかは全然分からなかった。「みんみん」の看板料理は手作り餃子である。店の窓口から 女性の店員さんが餃子を作っている姿が見える。店に入ったら、狭さはもう意外ではない。カウンター席が8席で、三つの4人テーブルが 12席で、総計20席がある。私がお店に入ったときは既にこんでいて、ただ5席くらいがあいている。お客さんの中で、男性と女性の客数がほぼ同じだった。飲みながら仕事の話をした三人のサラリーマンもいるし、家庭主婦に見える一人の女性もいるし、大学生に見える若い人もいった。キチンでふたりの男性の店員さんが料理していた。中の一人はたまにキチンから出て、お茶のお代わりする。
他のお客さんが直接に店員に注文するのだが、一人の店員さんは見た目から私たちが外国人だと推測し、わざわざキチンから出て私たちの注文を聞いてくれた。私は700円の味噌ラーメンを注文した。さっき見た店頭のウィンドウに並べていたモデルによると、野菜がたくさんのっているはずだ。もう午後2時半過ぎたけど、ラーメンを待っている間にまた何回もお客さんが入ってきた。十分くらい待ったあと、ようやく味噌ラーメンが来た。想像の通り、もやし、わかめ、たけのことキャベツの具が山盛りだった。見た目から意外性がないが、味が意外と普通だった。普通というより、正直、全然美味しいとはいえないくらいだ。少し焦げて硬くなった野菜炒めはラーメンに合わないと思う。ラーメンの量が多くて、失礼しないように完食したけど相当辛かった。しかし、それは男性的にはちょうどいい量の可能性がある。食事終わった後、一人の店員さんが少し時間をインタビューに分けてくれるまで待った。
店員さんに聞いてみたら、一番の人気メニューはやはり餃子である。皮まで手作りの餃子は相当珍しいらしい。お店の中に入れず、窓口で生餃子を買って自宅で焼くことにするお客さんも結構いる。お店の中では餃子または餃子ライスが食べられる。店員さんに、大きなレストランより小さい食堂のいいところを教えてくださいと聞いた。最初になかなか答えがでなかった。考えた後、店員さんが大きなレストランでは上の管理層の人がすべてをコントロールするのがよくないと言った。私の推測にすぎないけど、店員さんが言いたいのは、こういう小さい店ではお客さんとの距離感が短くてコミュニケーションがとりやすいことかな。最後に、宣伝をしたことあるかどうかと質問した。店員さんによると、「みんみん」は30年以上の歴史を持つ店なので、常連客が多い。その他、テレビや雑誌もよく取材に行き、自分から宣伝する必要があまりないそうだ。
この経験から、小規模店の独特な魅力が分かった。ハーモニカ横丁のすぐそばにアトレまたはパルコなどショッピングモールで新しい広い飲食店がたくさんあるけど、雰囲気が全然違う。ハーモニカ横丁のこの狭さこそが魅力で、そこには親切感が溢れ、人と人の距離が簡単に縮み、居酒屋ですぐ盛り上がれる。値段的にも、大きなレストランより安いし、これからも人気集まるはずだ。
このフィールドワークから、日本で多く見かける小規模な店は日本の経済と文化に重要だということが分かってきた。大規模店に比べれば、小規模店がもっと個性をもつし、その魅力も負けない。私は小規模店がこれからも日本で存在し続けると思う。