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アメリカ車事情 (1)

今回はアメリカの車事情について。

ご存知の方も多いとは思いますが、アメリカはいわずと知れた車社会です。特にカリフォルニアでは、州の面積が広いにも関わらず、公共の交通機関が乏しいため、一部の地域(サンフランシスコ)を除けば、車がないと非常に移動に困ります。サンフランシスコでは、Bay Area Rapid Transit (BART)という、メトロシステムがあり、カリフォルニアでは珍しく公共の交通機関でいろんなところに行くことが可能です。カリフォルニア以外で言えば、ニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなどでもメトロがあります。

モントレーは、と言えば、モントレーのダウンタウン近郊に限れば車がなくても普通に生活していく分には問題はないと思います。スーパーマーケットも、レストランやカフェも、銀行も基本的に大学院のキャンパスから歩いていくことができます。ただ、日本の食材などが売っているマーケットに行くためには車が必要になってきます。Monterey Salinas Transit (MST)というバスシステムもあり、意外といろいろなところにバスで行けますが、車なら1時間で行ける場所に、バスに乗ると3時間もかかってしまうというところを見ても、やはり車があった方が断然便利な生活が送れます。というわけで、車はほぼ日本で言う自転車感覚です。免許も簡単にとることができ、車の売り買いも結構気軽に行われます。高い買い物であることは間違いないんですけどね。

車の話をする前に、運転するのは運転免許が必要になってきますので、アメリカ車事情 (1)と題した今回のエントリーはまず免許のことについて買いていこうと思います。

アメリカで免許を取るときには、教習所に通う必要はありません。ですので、非常に安上がりに免許を取得することができます。まず運転の練習をする前に、仮免許を取らなければいけません。仮免許をとるためには、地元の、Department of Motor Vehicle (DMV)に行きます。DMVで筆記試験を受けることができ、この試験に合格すると仮免許がもらえます。このテストも非常にシンプルで簡単で、少し勉強すればたいていの人は簡単に合格できます。費用は31ドル。

仮免許がとれたら、今度は車を持っている友人に頼み、運転の練習をさせてもらいます。カリフォルニアでは、基本的に既に免許を持っている人(ただし18歳以上でなければならない)が助手席に座っていれば、仮免だけで公道で運転することが可能です。なので、多くの人が、自信がつくようになるまで友人の車で練習させてもらい、そして再びDMVでの実技試験に臨みます。この実技試験は3回チャンスがあり、1回目で合格できれば追加費用は一切かかりません。しかし2回目、3回目の実技試験にはそれぞれ6ドルかかります。3回目でも合格できなければ、再び筆記試験からやり直さなければいけません。

晴れて実技試験に合格すれば、その日から一人で車を運転することが可能になります。

ちなみにカリフォルニアでは、オートマだけしか運転できなくても、免許さえとれてしまえば、その免許でマニュアル車も運転できるようになります。日本のようにオートマ限定免許というのは存在しません。

さらに詳しい情報が載ってるウェブサイトのリンクを貼っておきます。

次回はどこで車を買うべきかについて。

翻訳・通訳・言語教育プログラム紹介

今回から、各プログラムついて触れていきたいと思います。

翻訳・通訳・言語教育プログラムについて

翻訳・通訳、ローカリゼーション管理、また言語教育の分野では世界的に有名なプログラムです。モントレー国際大学の卒業生は世界各地で仕事をしており、一例をあげると、国連・安全保障理事会での討論やパシフィックリム通商会議や夏季オリンピックの競技といった場での通訳、多言語にわたる国際協定や各種取扱説明書、ウェブサイト、書籍、学術論文などの翻訳など、様々な分野で、卒業生の活躍が光ります。

言語教育に関しても、アメリカ国内でもトップレベルのプログラムです。創造的かつ応用的なカリキュラム、最新の設備、そして実地経験に基づくトレーニングを通して、一流の言語教育者を育成します。

 Photo by Lucyna Jodlowska (http://www.lucynajodlowska.com/)

前のポストでも書きましたが、翻訳・通訳・言語教育プログラムでは以下の修士号が修得できます

  • 翻訳学修士号(MAT)
  • 翻訳・通訳学修士号(MATI)
  • 翻訳・ローカリゼーション管理学修士号(MATLM)
  • 会議通訳学修士号(MACI)
  • 英語教授法修士号(MATESOL)
  • 外国語教授法修士号(MATFL)

モントレー国際大学では、毎年ジョブフェアや、様々な国際機関、政府組織、民間企業などへ就職するためのキャリアフェアを行っており、こうした充実したキャリアサポートに支えられ、翻訳者・通訳者ともに、国際機関、各国政府、非営利組織、民間企業や他国制企業への就職や、フリーランスで働くなど、様々なオプションの中から進路を選べるようになってます。

また、モントレー国際大学は、卓越した言語教育プログラムそして、英語やその他の語学教育における専門技術を備えた優秀な人材を世界各国に排出していることで知られています。このような環境で、言語教育プログラムでは、理論に戻づいた基礎知識と専門技術を組み合わせたカリキュラムを通して、熱意と向上心のある言語教育者を育成します。

在学中に培った専門知識と技術は、卒業後の仕事に存分に生かされます。充実したキャリアサポートのもと、卒業生は公立・私立学校や、政府の教育機関にとどまらず、カリキュラムの構成・発展や、語学プログラムの評価方法の修正、そして教師の育成といった分野での活躍しています。

卒業生の主な就職先を挙げると、

  • 国防総省語学研修所(カリフォルニア)
  • 国連
  • 防衛省(日本)
  • トヨタ
  • 富士通マイクロエレクトロニクス
  • 本田開発興業
  • 関西学院大学
  • 名古屋大学
  • 神田外語大学
  • UCLA
  • 慶應義塾高等学校
  • Goldman Sachs Japan
  • 慶應義塾高等学校

Photo by Lucyna Jodlowska (http://www.lucynajodlowska.com/)

このブログについて

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最新の記事は、この下から始まります!

モントレー国際大学 日本語ブログへようこそ!

このブログは、モントレー国際大学(英語名称:Monterey Institute of International Studies (MIIS))の現役生、卒業生、関係者だけでなく、この学校に興味のある人、これから出願したい人、興味があって詳しい情報がほしい人から、よくわからないけど面白そうだなと思う人まで、様々な人への情報提供を目的に作られてあります。基本的にこの記事のすぐ下の記事が最新記事になります。もしくは右のカテゴリーから自分のほしい情報をGETして下さい!

ちなみにブログの背景の写真は美しいモントレーの街並みです。

大学公式サイトはこちら

Mixiをお持ちの方はMixi上でのMIISコミュニティも参照ください。コミュニティの名前は「Monterey Institute」です。

Facebookのグループはこちら。

また、2011年度にMIISに入学予定の方向けのグループもあります(こちらは参加するのに承認が必要です)。

Twitterもあります。

※このブログに掲載されている情報には正確を期していますが、学生の経験や主観に基づく文章も含まれていることをご了承ください。

お勧め電子辞書

留学生の必需品といえば性能の良い電子辞書ですが、今日はいくつかお勧めのものを紹介したいと思います。
かなり個人的な意見も入ってますのでその点はご了承ください。

個人的にお勧めなのが、SEIKOの電子辞書です。

中でも、SR-G10000というモデルは、英語上級者モデルとなっているとおり、プロの翻訳者・通訳者も使うモデルのようです。

SEIKO SR-G10001

英語関連の収録辞書は以下の通りです。
  • 研究社 新英和大辞典 第六版
  • 研究社 リーダーズ英和辞典 第2版
  • 研究社 リーダーズ・プラス
  • 研究社 新編 英和活用大辞典
  • 大修館書店 ジーニアス英和大辞典
  • 大修館書店 ナノテクノロジー用語英和辞典 電子版
  • 研究社 新和英大辞典 第五版
  • ハーパーコリンズ コウビルド英英辞典 改訂第3版 オリジナル電子増補版
  • ハーパーコリンズ COBUILD Dictionary of Idioms 2nd edition(イディオム辞典)
  • ハーパーコリンズ COBUILD Dictionary of Phrasal 2nd edition(句動詞辞典)
  • ハーパーコリンズ COBUILD English Usage for Learners 2nd edition(使い方)
  • ハーパーコリンズ COBUILD Intermediate English Grammar 2nd edition(文法)
  • ハーパーコリンズ コンパクト類語辞典
  • 5-million-word Wordbank from the Bank of English
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード英英辞典 第2版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード類語辞典 第2版
  • 小倉書店 科学技術論文、報告書その他の文書に必要な英語文型・文例辞典

今まで何枚も英語でレポートを書いてきていえるのが、一番重宝する辞書は類語辞典及び連語辞典(Collocation)だということです。類語辞典は同じ言葉を何度も繰り返して使いたくないときに非常に便利ですし、連語辞典は使いたい単語をどういった言葉で修飾すればいいか、というのが一発でわかります。
英語を母国語としない人が苦手なのが、まず冠詞(theやa、anなど)、次に前置詞ではないかと思います。冠詞は量をこなして経験を積むしか上達の道はありませんが、前置詞は連語辞典があれば大体正しい使い方がわかります。
このSEIKOのSR-G10000にはどっちの辞書も入っており、なおかつコウビルドやオックスフォードなども入ってますので、英和で調べた単語の意味を英英で二重にチェックすることで間違った使い方や文脈に沿わない単語を使ってしまうことを防ぐことができます。

唯一の難点は値段です。中身が充実してる分べらぼうに高いのです。販売価格69800円となってますが、実際はAmazonの値段を見てもわかるように45000円前後です。家電量販店などに行くともう少し高いかもしれません。

そこまで充実してなくもいいからもうちょっと安いほうがいい、という方には、SR-S9002というモデルがお勧め。これは同じくSEIKOが出してる電子辞書なのですが、こちらは若干コンテンツが少ないです。

SEIKO SR-S9002

英語関連の収録辞書は以下の通りです。

  • 研究社 リーダーズ英和辞典 第2版
  • 研究社 リーダーズ・プラス
  • 研究社 新編 英和活用大辞典
  • 大修館書店 ジーニアス英和大辞典
  • 大修館書店 ナノテクノロジー用語英和辞典 電子版
  • 日外アソシエーツ 180万語対訳大辞典 英和・和英
  • 日外アソシエーツ 人文社会37万語英和対訳大辞典
  • 日外アソシエーツ 人文社会37万語和英対訳大辞典
  • 研究社 新和英大辞典 第五版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード米語辞典 第2版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード米語類語辞典
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード現代英英辞典 第7版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード連語辞典

と辞書の数は少ないですが、若干種類の違った辞書が入ってます。上で紹介したのがプロの翻訳者・通訳者向けに対して、こちらは大学生・ビジネスマン向けとなっています。

管理人はここでの修士号を始める前に日本でこの「大学生・ビジネスマン向け」のモデルを購入してずっと使っていますが、今のところこれで足りないと思ったことはないですね。なので、モントレー国際大学院で言語教育や翻訳・通訳の分野に進みたい人には上のモデル。国際政策やMBAを目指したい人にはこのモデルがお勧めではないかと思います。こちらは定価60000円ですが、Amazonでは半額近くの32500円、家電量販店では若干高いかなと思います。ちなみに管理人は去年の夏にこのモデルを家電量販店で購入したのですが、確か値段が39000円ぐらいでした。でも値札は44000円となっており、ちょうど5000円引きキャンペーンかなんかで安くなったと記憶しています。

両方に共通して言える長所ですが、液晶が非常に綺麗。しかも明るいので直射日光のもとでもちゃんと使えます。逆にその分ライト機能というのは搭載していないので、本当に真っ暗闇の中では使うことができません。ただこの綺麗な液晶を生かして、イラストなどもときどき搭載しています。例えばブリタニカ国際百科事典で「シャチ」という言葉を検索すると、シャチの説明文の一番下に、人間の大きさと対比させることでいかにシャチが大きいかを表すイラストがでてきます。

もう一個短所は若干起動に時間がかかること。ほんの1,2秒の世界ですがそれまで使ってたシンプルな電子辞書に比べるとすぐ起動しないな、と思うことが時々あります。

2010年8月3日追記:
現在はそれぞれのモデルで新しいのがでており、最新版のモデル名は、SR-G10001と、SR-S9002のようです。それにともない、写真とリンクを差し替えました。説明文とモデルがマッチしてなくて申し訳ないです。収録辞書は新しいモデルなので、それぞれ増えています。

1月のモントレー国際大学院

モントレー国際大学院ではセメスター制を導入しており、秋学期が9月から12月、冬休みを挟み2月から5月までが春学期となっています。

随分長い冬休みだな、と思われた方も多いと思いますが、1月はWinter TermもしくはJ-Termと呼ばれ、もちろんクラスもオファーされています。

一例を挙げると、
DPMI (Development Project Management Institute)
CLP (Conservation Leadership Practicum)
WILP (Winter Intensive Language Program)

上記のクラスはすでに学校がプランしてオファーしてるクラスですが、それ以上にJ-Termが素晴らしいのは、同じ興味を持った学生たちが集まりクラスをデザインできる点です。例えば、南米の環境保護に興味のある学生が集まり、じゃあエクアドルのアマゾン地域で2週間環境保護について学ぶ、というクラスをデザインできるわけです。今年実際にデザインされたクラスは、エルサルバドル、パレスチナ、ベトナム、チリ、カンボジア、ワシントンDCやベリーズ(カリブ海の国)などの行き、資源管理、環境教育、開発プロジェクトなどについて現場で学び、経験を積むといったものです。

これらのクラスはPracticumと呼ばれ、単なるClassやProgramよりも実践的な内容になります。

それらについては後日述べるとして、今回はCLPについて簡単な説明をしたいと思います。管理人はInternational Environmental Policy Studyというプログラムにいるため、今年はこのプログラムをとっております。

上にも書きましたが、Conservation Leadership Practicumということで、直訳すれば環境保全リーダーシップ実習科目とでもなりましょうか。簡単に言えば、環境保護プロジェクトのマネジメントスキルを学んでいます。25人ぐらいの学生がとってます。

これは2週間(実質10日)の集中講座なので、朝9時から夕方5時までクラスにいます。結構ハードです。
今2週目なのですが、先週何をしたかを要約すると、Miradiというソフトウェアを使い環境保護プロジェクトのデザインの仕方を学びました。まず保護すべき地域を選びます。皆それぞれ興味のある地域が違うので、大体同じ地域に興味がある人でグループになります。

その後、簡単にリサーチを行い、何が危険に晒されてるのか、を調べます。つまり何を保護すべきなのか、ということになります。これをターゲットと呼びます。英語でもTargetです。ターゲットは大体6~8個選びます。それはその地域全体の生態系(Ecosystem)であったり、絶滅の危機に晒されてる動植物、昆虫、などだったりします。これらのターゲットがこの地域の生物多様性(Biodiversity)をしっかりカバーできなければなりません。

次に何がこれらのターゲットを危険に晒してるのかを調べます。これを脅威と呼ぶことにしましょう。英語ではThreatです。脅威の例は、森林伐採がジャガーの生息地を減らしていっている、工場からの汚水が川の生態系を壊している、など。次に何がこれらの脅威の原因となっているか、をリサーチします。Contributing Factorsです。
工場ができたのがこの地域での人口が急激に増えたせいだ、森林伐採は地域の人が日常的なエネルギーとして使っているから+伐採した木を売ることで生計を立てているから、などになります。

こうして逆算していった上で、何をすればいいのか、ストラテジー(Strategies)を考えます。

そして2週目となった今週は、月曜と火曜はNGOやNPOでの会計や財政についてのレクチャーでした。どこからお金を得るのか、ドナーを開拓するにはどうすればいいか、など。世界銀行で働いている人や、パッカード財団からJulie Packard氏が来てレクチャーしてくれたりと、様々な分野のリーダーがレクチャーをしてくれます。また実習科目ということなので、実際に地域の自然保護公園などにいって管理されてる人の話を聞いたりもします。今日も大学の近くにある保護地域に行ってきました。

上記のようにかなり盛りだくさんの内容なのですが、2週間で1400ドルとかなり高いプログラムです。実際現在博士課程にいる方や、地元モントレーの水族館で働いてる人がこのプログラムに参加しています。

ただ、モントレー国際大学院の学生は無料でこのコースがとれるようになってます。

三重県私費海外留学生奨学金

 

今回は地方自治体の奨学金を紹介していきます。三重県私費海外留学生奨学金。
三重に継続して一年以上住んでいる人及びその子、など多少条件がきつめですが、当てはまる人にとってはかなり有難い奨学金です。
しかも給付ですので、返還の必要もありません。
三重県出身の方は要チェックです!

<三重県私費海外留学生奨学金>

留学先:
大学、大学院、短期大学、高等専門学校(4年以上)の正規課程

給付内容:
年間授業料、ただし120万円(月額10万円)を上限

支給期間:

在籍課程を修了するのに必要な最短就業年数、ただし4年を上限

募集時期:
3~4月

応募資格:
以下の条件を満たしていること
◆応募年の4月1日現在、1年以上継続して三重県に住所を有する子等
◆奨学金の申請者が1年以上継続して三重県に住所を有する
◆35歳未満(申請する年度の4月1日現在)
◆受け入れ校に入学するのに必要な学歴を有する者

選考方法:
書類選考・面接

問い合わせ先:
財団法人三重県国際交流財団(TEL: 059-223-5006)

URL:
http://www.mief.or.jp

教育一般貸付

 

教育一般貸付
こちらは奨学金というより教育ローンに近いです。

<教育一般貸付>

留学先:
海外の教育機関(6ヶ月以上の中・長期留学)

給付内容:
◆200万円以内(貸与・10年以内に返済)
◆利率:2.65%

募集時期:
通年

応募資格:
世帯の年間収入が給与所得者については790万円、事業所得者については590万円以内の方への融資

選考方法:
書類選考

問い合わせ先:
日本政策金融公庫 教育ローンコールセンター (TEL:0570-008656月~金9:00~21:00、土9:00~17:00 日曜、祝日は休み)

URL:
http://www.k.jfc.go.jp/kyouiku/index.html

奨学金情報

 

このトピックでは海外留学生向けの奨学金情報について発信していきます。
留学は授業料だけでなく、準備段階や渡航、そして新生活を始めるにあたり、やはりある程度まとまったお金が必要になってきます。
寄せられる質問で多いのがやっぱりお金のこと。
なので、少しでも留学資金の助けになりそうな情報をここで発信していこうと思います。

第一弾は日本政府の奨学金です。

<文部科学省長期海外留学支援>(以下は平成20年度の情報になります)

留学先:
◆ 派遣先の国の正式な高等教育機関(海外の大学及び大学院)

募集分野:
◆ 修士または博士の学位取得を目的とする者:派遣先で「修士」又は「博士」の学位取得が可能な分野 (芸術の実技分野を除く)

支給期間:
◆ 「修士」の学位取得を目的とする者:2年以内
◆ 「博士」の学位取得を目的とする者:原則3年以内

給付内容:
◆ 月額170,000円~102,000円の奨学金を支給(留学先地域により支給金額は異なる)
◆ 大学の正規課程で「修士」または「博士」の学位取得に必要な授業料中、年間1万米ドル相当以下の場合は、その実費額。1万米ドル相当部分を超える実費額については文部科学省が派遣学生の所得基準に基づき決定した金額を支給。
◆ 派遣学生の住居地の最寄の国際空港から派遣先大学などの最寄の国際空港までの間の往復下級航空賃(国際空港までの移動経費は除く)

給付開始時期:
◆ 平成20年4月以降
◆ 学位取得を目的とする者の派遣期間の開始は、正規課程の学期開始時とする。
◆ 正規課程開始前の語学研修期間等は派遣期間に含めない。
◆ 学位取得を目的とする者は、平成21年3月31日までに、学位取得のための正規課程での学習を開始すること。

応募資格:
次の(1)~(9)の条件すべてに該当する者でなければならない。
(1) 以下のいずれかに該当すること。
◆ 派遣期間終了後、大学や研究機関等において、我が国の国際競争力の強化や人類への知的貢献に資する教育研究を行う意思を有すること。
◆ 派遣期間終了後、国際機関等の中核的な職員として国際貢献に資する活動を行う意思を有する こと。
◆ 派遣期間終了後、その他の機関において、上記a)、b)に類する活動を行う意思を有すること。
(2) 日本国籍を有する者または日本への永住が許可されている者。
(3) 年齢:平成20年4月1日現在の年齢が次の通りであること。
◆ 「修士」の学位取得を目的とする者:28歳未満
◆ 「博士」の学位取得を目的とする者:31歳未満
(4) 大学を卒業し「学士」の学位を有していること(見込みを含む)。ただし 派遣時には、大学を卒業し「学士」の学位を有していることが必要。
(5) 派遣時に大学、企業等に常勤・非常勤を問わず雇用されていないこと
(6) 2008年1月18日から過去2ヶ年以内に受験した英語能力が別に定められた水準以上であること。
◆ TOEFLの得点がPBT (Paper-Based-Test)600点、CBT(Computer-Based-Test)250点、iBT(Internet-Based-Test)100点、又はIELTS7.0(Academic Module)以上であること
◆ 派遣先が求める語学能力が、上記ア異常である場合は、派遣先が求める語学能力異常であること。
(7) 学部及び修士課程及び博士課程在籍時の成績が別に定められた水準以上であること。
◆ 「修士」の学位取得を目的とする者:申請様式2-4の計算式によって算出された学部在籍時
の成績評価係数が2.45以上であること
◆ 「博士」の学位取得を目的とする者:修士課程の在籍時の成績評価係数が2.45以上であること
(8) 派遣先での取得学位が、応募者の取得済み学位と同分野、同レベルでないこと。
(9) 派遣先での勉学に耐えられる健康状態であること。

選考方法:
書類、面接

問い合わせ先:
〒100-8959
東京都千代田区丸の内2丁目5番1号
文部科学省高等教育局学生支援課
留学生交流室外国留学係
電話:03-5253-4111(代表)(内線3027)
URL:
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/cyouki.htm
応募する場合は上記のURLから1.公募要領、2.審査要項、3.申請書(作成・記入要領)、4.申請様式及び5.願書チェック表をダウンロードして下さい。送付はしていないようです。
またこのプログラムはすでに日本の大学や大学院に在籍中の方が大学を通して申し込む方式ですので、自分の学校の海外交流センターなどでこのプログラムを行ってるかどうかを確認してみてください。

モントレー国際大学について

Monterey Institute of International Studies (MIIS) は、かつてはカリフォルニア州の州都でもあったモントレーに、ガスパルド・ウェイス、レムセン・バード、ドワイト・マローJr.の三氏によって1955年に設立された私立の大学院です。もともとはMonterey Institute of Foreign Studiesという名称で、国際理解を語学と文化の勉強によって深めるのを目的とした学校でした。名称が変わった現在でもこの精神はMonterey Instituteの根幹を成す哲学として行き続けています。

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約800名の学生のうち半分は50以上の国からの留学生で、アメリカ国内からの学生も90%が海外での経験を持ち、経験豊富な教授陣も半数は海外から招聘しているため、常に様々な言語が飛び交う国際色豊かなキャンパスです。1990年代までに、 翻訳・通訳のプログラムをはじめ、国際政策のプログラムも世界中で高評価を受け、各国政府機関をはじめ、国連などの国際機関にもたくさんの人材を送り出しています。

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2005年にはアメリカのリベラル・アーツの大学でトップ5に数えられ、言語教育、経済・環境の分野でも有名なMiddlebury大学と提携を開始しました。英語のサポートもしっかりしており、多少TOEFLの点数が足りなかったり、英語に自信のない人でも夏休みのEAPP (English for Academic and Professional Purpose) のプログラムから始める事で、安心して大学院の本格的な授業についていくことができます。非常に親切なスタッフが留学生のお世話をしてくれるので始めて留学する人でも安心です。

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Middlebury Collegeのロゴ

2009年からは、Middlebury大学とモントレー国際大学は完全に統合され、それにともない、プログラムの再編成が行われました。前のブログで載せてた情報から変更があります。具体的には修得できる修士号及び、それらを包括するプログラムの統合が行われました。変更は以下の通り。

◆国際政策・経営プログラム

  • 国際経営学修士号(MBA)
  • 国際政策学修士号(MAIPS)
  • 核非拡散・テロリズム学修士号(MANTS)
  • 行政学修士号(MPA)
  • 国際環境政策学修士号(MAIEP)
  • 学士号とのジョイント修士号

◆翻訳・通訳・言語教育プログラム

  • 翻訳学修士号(MAT)
  • 翻訳・通訳学修士号(MATI)
  • 翻訳・ローカリゼーション管理学修士号(MATLM)
  • 会議通訳学修士号(MACI)
  • 英語教授法修士号(MATESOL)
  • 外国語教授法修士号(MATFL)

MIIS Reorganizationについての資料もついでに載せちゃいます。

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また、このブログの右側のAbout MIISの欄にもモントレー国際大学に関する情報が載っていますので、ご参照下さい。。

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