キャリアについて

MIISにおいての就活について書きます。

まず最初に、筆者が去年参加したボストンキャリアフォーラム(BCF)について触れておきます。

BCFは、DISCO Internationalという会社が毎年10月〜11月にボストンで開催している、日英バイリンガル向けの就職イベントのことです。ウェブサイトによれば、参加対象は、日本国外の4年制大学・大学院を卒業予定(もしくは卒業済み)の方、日本の4年制大学・大学院に在籍し、交換留学されてる方、職務経験をお持ちの方、卒業まで1年以上あるが、就職意識の高い大学1~3年生、大学院1年生の方も歓迎、とのことです。ですので、このイベントは丸っ切り留学生向けというわけではないです(留学生の定義にもよりますが)。つまり、海外の4年制の大学で学んだ人から、日本の大学に在籍していて交換留学で3ヶ月だけ海外で学んだ人、さらには、帰国子女で日本の大学に通ってるという人まで参加します。なので、参加者は膨大です。参加企業ですが、これは景気によって左右されます。2010年は132社が参加しました。手元に正式なデータがないのですが、確かサブプライムが起き、リーマンで世界経済が大きな打撃を受けた2008年は90社、2009年は100社前後だったと記憶しています。ちなみにサブプライム危機の前の2007年は200社近くが参加したそうです。

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1月のモントレー国際大学

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。もう既に2月ですね。モントレーは早くも春の陽気で、暖かい日が続いています。向こう一週間は温かい日が続くみたいですが、そのおかげで朝晩の温度差が激しくなるので、体調管理には充分に気をつけていかなければなりません。

さて、筆者は冬休みはずっと日本に戻っていました。しかし1月もモントレー国際大学ではクラスが行われていました。昔のポストにも書きましたが、筆者は二年前の一月には「環境保全リーダーシップコース」(Conservation Leadership Practicum)というコースを取りました。CLPについての詳細はここから是非昔のポストを読んでみてください。

今回は他のプログラムにも注目してみたいと思います。

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ゲストスピーカー:中国との貿易関係

マシュー・カーペンターによる寄稿
Contributed by Matthew Carpenter 

MIISで中国と米国の貿易関係についての講演が行われました。スピーカーはチャールズ・フリーマンさん。戦略国際問題研究所における中国のエキスパート。彼は主に経済と貿易問題の研究者で、アメリカを代表して中国との貿易交渉を行ったこともある人です。

フリーマンさんは、中国はつい最近経済大国として発展してきた国だと考える人が多いが、歴史的に観ると、次のとうりだと説明しました。1820年代、中国のGDPは世界の30%を占めていたが、その後は停滞を続けて、1978年になると1%以下にまで落ちてしまう。それ後新たに目覚しい経済成長を続けて、30年後の今では10%にまで上昇しました。

中国政府は国民と取引をし、共産党が政権に就き続けるのを認めさせる代わりに、政府は経済成長に力を入れる。中国政府が目指す経済成長は毎年8%。最低8%を維持できれば毎日5万人の雇用が生まれ、中国社会の安定につながる、とフリーマンさんは語りました。

経済成長を維持するため、中国は市場改革に乗り出し、その一角として世界貿易機関(WTO) に加盟しました。WTOに加盟したのは2001年。しかし、最近の経済危機の際に中国政府は景気刺激策を適用しました。中国政府は独裁政権のため、民主主義国家よりも大胆な景気刺激策を素早く適用できたのですが、その結果、中国は再び自由市場経済から計画経済を重視するようになっています。

フリーマンさんはこの状態は危険だと言います。市場改革なしには中国の長期的経済発展はありえないと語り、それだけではなく、世界はこれから中国に世界経済発展の原動力になることを願っていると指摘。国はどの企業が成功するかわからないので、計画経済で長期的に経済発展を続けるのは不可能。自国のためだけではなく、世界のため中国は市場経済を最重視する必要がある、とフリーマンさんは説明しました。

その他にも、フリーマンさんは中国政府がアメリカの要望に応じて中国通貨を20%高めてもアメリカの雇用は増えないだろうといいます。また、歴史的に見て、ある国が覇権国に取って代わって主導権を得ようとするとき戦争が行われなかったのは一度だけで、アメリカがイギリスを追い越したときだ、とフリーマンさんは説明します。その時は、アメリカとイギリスとの間には強い文化的交流があったのと、ドイツと戦うため両国はお互いが必要だったからだといいます。現在中国とアメリカとの間には強い経済的、文化的、そして政治的交流があり、今のところ紛争はありませんが、フリーマンさんによるとこれからが両国の関係の転換点だそうです。

CATESOL学会

11月13日、モントレー国際大学のキャンパスにてCATESOL (The California Teachers of English to Speakers of Other Languages)北部地域学会が開催されました。

メインとなるゲストスピーカーとして、Diane Larsen-Freemanをお迎えし、500人以上の参加者が集いました。53グループのプレゼンテーションのなかで、モントレー国際大学の教授・講師・生徒合わせて11グループが論文や実践的な教授方法を発表し、その他にも3人がポスターセッションで発表しました。

私にとって学会に参加するのは初めての経験だったので、とても緊張しましたが、CATESOLの方々はとてもあたたかく、弁士もリラックスした様子で発表していました。また、参加者の約半分はカリフォルニアにある大学院の生徒達で、The University of California Davis Campus, San Francisco State University,の生徒が目立ちました。

正直、学会は教授経験の豊富でとても有名な学者のための発表の場だと思っていましたが、CATESOLはもっと「実践的」で「クラスの中で役に立つアクティビティーを共有する」場で、会場の中でも弁士と聴衆の意見交換、質問が飛び交っていて、弁士が一方的に話すのではなく双方向の「対話」の様でした。また、役立つアクティビティーを紹介された後、実際参加者が生徒の目線に立ってアクティビティーを経験し、皆で振り返りをする場面も見受けられました。

最後に、この学会に参加し、大学院の授業で勉強した「第2言語習得理論」の第一人者であるLarsen-Freeman博士の話から、カリフォルニアで教鞭をとっている他の教授、また、大学院で修士課程を目指している生徒まで、様々な人から「英語教育」についての良いアイデアをもらうことができました。CATESOLは教授経験の少ない私たちのような大学院生に対して、大きな門戸を開いているとてもすばらしい組織だと思います。モントレー国際大学でTESOL/TFLを専攻する生徒は是非、CATESOLで学会発表することをおすすめします!

モントレー国際大学でもこの学会に関する記事を紹介しています(英語)

ワークショップ:人身売買

Contributed by Matthew Carpenter 

モントレー国際大学院(MIIS)では、通常提供される四単位の授業のほかに、週末のみ行われる一単位の「ワークショップ」と呼ばれる授業がいくつかあります。最近受けた人身売買についてのワークショップについて、報告します。

人身売買についての講義を行ったのはビル・ヒラー氏。彼はMIIS の教授ではないのですが、何年も前に16歳の娘さんが東南アジアを旅行中拉致され、ヒラー氏は情報を得るために賄賂として使う現金十万ドルをかばんに入れて、六ヶ月間娘に関する色々な情報をだとってアジア全域を駆け回りました。しかし、娘さんの居場所を六ヵ月後見つけたときはもうすでに手遅れ。彼女は性の奴隷として扱き使われたあげく、逃げ出そうとしたために見せしめとして他の拉致された女性の前で集団強姦されて、結局は殺されていました。この事件をきっかけにヒラー氏は人身売買の問題に関わるようになり、MIISで一年に一度講義をしてくれます。

人身売買は麻薬の密輸に次いで規模が大きい犯罪で、世界で四百四十億ドルにものぼるビジネス。アメリカだけで三十億ドル、日本では八億ドルにも及びます。人身売買は急速にその規模を拡大しています。その理由は、麻薬を密輸するよりリスクが低いことと、麻薬は女性と異なり、一度使えばなくなってしまいます。犯罪組織の多くは麻薬の密輸だけでなく人身売買にも積極的に力を入れてきている傾向があります。

アメリカでは、25万人の性の奴隷がいると推測され、平均年齢は12歳。ヒラー氏はこの女性たちについて語るとき「売春婦」という呼び方は使いません。理由は、売春婦と言えば、この女性たちはまるで自分の意思でその仕事に就いたように聞こえるからです。12歳で売春婦に自分からなりたがる女性などおらず、ほとんどは無理やりその仕事をさせられているので、ヒラー氏は売春婦より奴隷という言葉を使います。

男性も売買されます。性の奴隷のほかに、強制労働や兵士として無理やり働かされて、その規模は売買される女性の数をしのぎます。この問題に取り組むには警察などの組織が必要ですが、アメリカの警察組織はこの問題に対してあまり認識がなく、他の国々において警察自体が人身売買に関わっていることは珍しくありません。人身売買は国際ビジネスであり、その解決策には世界各国の協調が欠かせませんが、残念ながらそういった試みはまだ積極的には進められていません。

私は関西出身なので、夜遅く大阪を歩いていると東南アジアの女性に迫られます。英語で「三十分三千円!」と積極的に声をかけながら、私の腕を引っ張ってでも連れて行こうとします。私はもちろん必ず断るのですが、なぜ日本で外国の女性がこのようなことをしているのでしょうか。こういった女性の多くは人身売買の被害者であり、それにもかかわらず彼女たちが被害者であるという認識はきわめて低いのではないでしょうか。人身売買の解決に取り組む第一歩は、その被害者たちに関する認識を変えていくことだと思います。

モントレー近郊で日本食が買える店

しばらく更新が滞ってしまいました。

筆者は10月下旬にボストンで行われるキャリアフォーラムに参加します。これに向けての準備と通常のクラス+仕事でかなり忙しいことになっています。キャリアフォーラムについてはまた次の機会に詳しく触れるとして、今回はモントレー近郊で日本の食材を買える店を紹介しようと思います。

Asian Market
3056 Del Monte Blvd # 105
Marina, CA 93933-3856
(831) 384-3000
ここは筆者が一番良く利用するスーパーマーケットです。オーナーは韓国人で、韓国のものが多いですが、日本のものも結構売ってます。納豆もここで買うことができます。冷凍食品からちょっとした野菜から、お菓子まで、いろいろ売ってる結構大きな店です。韓国のドラマのDVDやビデオレンタルもやっています。車がなくてもバスで行くことも可能です。

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アメリカ車事情 -番外編-

今回で車の話は最後です。今までのシリーズは以下にリンクからどうぞ。

アメリカ車事情 (1) 免許編

アメリカ車事情 (2) 車探し編

アメリカ車事情 (3) 車購入編

アメリカ車事情 (4) DMV&手続き編

予告通り、ここでは自分の経験に関して書きたいと思います。

最初に免許ですが、筆者は2005年の3月(大学一年生のとき)に仮免許をとって、その後ちょくちょく友達の車を借りて練習してたのですが、実際に実技試験を受けたのは夏休み入ったあとでした。インターンとアルバイトをしながら運転の練習を続けて臨んだ第一回目のテストは見事に落ちました・・・苦笑。DMCの実技試験には、Critical Drivinig Errorというのがありまして、一時停止サインを無視した、赤信号止まらなかった、など致命的なミスをすると、その場でテストが終りになるのです。筆者の場合は、道路の脇に寄せるところで、寄せすぎて歩道に乗りあげてしまい、あえなくて終了となりました。その後めげずに練習を続け、二回目はほぼノーミスで無事に試験に合格することができました。それが2005年の6月とかで、その後数週間で普通は免許が届くのですが、筆者はその直後に日本に一時帰国したため、米国在留のステータスをなかなか確認できなかったみたいで、結局免許が届いたのは半年後とかでした。なので、実技試験を受けた直後はできるだけアメリカから離れない方がいいようです。

2005年8月、大学2年目が始まる直前に最初の車を買いました。日産のAltimaという車種で、年式は2000年。オートマ車で、購入当時のマイルは120000マイル弱だったと記憶しています。免許を取る前からずっとAutotraderなどで探してたのを覚えてます。それからびびなびロサンゼルスも頻繁にチェックしてましたね。ここには結構掘り出し物が載る事が多いです。友人もびびなびで見つけた車を購入した人が多いですね。結局この車はAutotraderで見つけたディーラーが売ってた車で、車を持ってる友人に頼んで、当時住んでたところから2時間弱のところまで連れていってもらい、Taxなど込で6300ドルぐらいだったのを6000ドルにまけてもらって購入しました。6000ドルといえば間違いなく大きな買い物ですので、買う前は相当悩みました。連れてきてくれた友達も、変に買ったほうがいいよ、みたいなことを言って、あとで万が一その車が故障してしまったら責任とれないので、本当に一人で悩みぬいた結果、購入に至りました。その日のその車を運転して2時間かけて家に戻りましたが、嬉しい気持ちと同時に、もし故障したらどうしようという不安で妙な気分だったのを覚えてます。その後タイヤ替えたりしなければいけなかったのですが、それ以外では特に大きな故障も修理箇所もなく、快適に車を運転できましたね。その後何度かマイナーな修理や、ちょっとした事故(しかも運転してたのは友人)もありましたが、基本的には本当にいい車だっと思います。こんな車でした↓。

そして、3年間のこの車と共にした大学生活も終わり、今度はモントレーに引越しという段階になり、当初は車は後輩に売る予定だったのですが、モントレーでも車があったほうが便利+車で行けば引越しが楽に終わる(荷物を郵送する必要がなくなる)という判断から急遽車をキープしてモントレーに引っ越しました。なので、かれこれ4年間このAltimaにはお世話になり、去年7月にエルサルバドルに行く直前に、仕事の上司に泣く泣くこのAltimaを売りました。初めての車+4年間も乗ったということで相当愛着があり、売るのは正直辛かったです。

一応エルサルバドルに行くのは2年間という予定でしたので、その上司とも暗黙の了解的な感じで、じゃあ帰ってきたらまた買い直すかも、みたいなことを言ってたのですが、結局1年で帰ってきてしまい、上司もまだその車が必要であるということで、今年の6月にまた別の車を買いました。今度はホンダのCivicという車種で、燃費がいいことで有名です。コンパクトでエンジンの馬力もありませんが、一番経済的にはいい(ガス代があまりかからない)車です。今回はちょっとした冒険を経て購入に至りました。というのも、今回はマニュアル車を買ったのです。免許編でも書きましたが、アメリカでは免許を取る時点でオートマ・マニュアルの違いはなく、たとえオートまで試験を受けても、その後マニュアルを運転することは可能なのです。もちろん筆者はオートマで免許をとったため、今までマニュアル車を運転したことはありませんでした。それを何を思ったか、車を引き渡してもらった時点で自分で運転して帰ってくるということを思いついたわけです。はっきり言って無謀かなとも思いましたが、今このブログエントリーを書けているということは、無事故で帰ってこれたということです。

Civicはこんな感じです。12年昔の車には見えないでしょう。かなりのGood conditionでした。

もちろん一応マニュアル車の運転の仕方の勉強はしました。といっても下のようなYoutubeのビデオを見たりしただけですが。

[youtube B59-pWSPoZU]

これビデオ見ただけなら簡単そうに見えるんですよね。でも実際に車引き渡してもらってから挑戦してみたのですが、ひっじょーに難しかったです!何度エンストしたことか。ということで、慣れるまで2時間ぐらい売り主の家の近くで練習してました。いよいよ家に帰ろうと決意したのですが、その後赤信号で一時停車することが怖いこと怖いこと。上手くスタートできなかったらどうしよう、といろいろ考えて、結局そこまでエンストしなかったのですが、マニュアルの運転はYoutubeのビデオ見るだけじゃどうにもならないな、ということを実感しました。結局高速に乗ってからはそこまで難しくないので、無事に帰ってこれたのですが、普通の道ではエンストばっかりでした。停車するたびにエンストの勢いでしたね。そしてやはり坂道発進が難しかったです。今はもうだいぶ感覚をつかめて、特に問題もなく坂道発進もできますが、かなりの傾斜の坂で、後ろにBMWやベンツが停まってたりするとかなり緊張します。緊張するとアクセルをふかしすぎてしまい、かなりうるさいことになったりします。なにはともあれ、マニュアルは慣れるまで大変ですが、慣れるとかなり運転が楽しくなります。燃費もマニュアルのほうがいいらしいので、経済的でもあります。ちなみに新車を買う場合もマニュアル車のほうが安くかえます。

それから交通違反の話ですが、どうも筆者は右折カルマがあるみたいで、よく右折したところで捕まるケースが多いです。アメリカでは赤信号でも左から車がきていなければ右折することができるわけですが、一回目捕まったときは、かなり遠くから来ていた車が大げさにクラクションを鳴らし、さらに運が悪いことに、その眼の前にパトカーがいたため、あえなく御用となりました。罰金は確か200ドルとかだったと思います。ちなみにチケットを切られても多少お金を多く払ってトラフィックスクールに行って1日の講習を受けることで、交通違反の記録を残さない、ということが可能です。この時は何も考えずに「余計なお金なんて払ってられるか」という気持ちで、通常の金額を払って終わったのですが、これが大間違いでした。というのも、交通違反の記録が残ると、保険が高くなります。リアルに1.5倍ぐらいになります。これは本当に間違いでした。違反の記録は2年間残りますので、2年間高い保険料を払い続けるより、最初の時点で若干余分にはらいトラフィックスクール行ったほうが絶対安上がりです。二回目捕まったのは、ハワイでレンタカーでスピード違反でした。これはトラフィックスクールという選択肢がはじめからなくて、若干不安だったのですが、不思議と保険料は上がりませんでした。ハワイでの違反はカリフォルニアでの保険料には影響しないのかもしれません。が、詳しくはわからないので、この情報を元にトラフィックスクール行かない、みたいな判断はしないことをおすすめします。この時の罰金は300ドルぐらいだったと思います。三回目は、また右折なのですが、時たま高速の出口などで、赤信号の時は右折禁止、みたいなサインがちょこっとあったりするんです。これが完全に見えてなくて、赤信号で右折したところ、すぐ横にパトカーが待ってました。これは完全にネズミ捕りでしたね。多分ここで右折しちゃう人が多いんだと思います。そういうわけで、またチケット。金額は300ドル弱で、今回はトラフィックスクールやりました。これ以上保険料上がるのは厳しかったので。トラフィックスクールというと、休日を丸一日潰して講習を受けなければいけないというイメージがありますが、最近はオンラインでもできるケースがあるみたいで、この時早速オンラインでやってみました。非常に簡単で、自分のペースででできるし、これはオススメです。最後のテストも楽勝でした。

そして恐怖の四回目。先週の水曜日の出来事です。水曜日は一週間の中で一番きついスケジュールで、朝8時から夜10時までガチガチなんですが、特に4時に学校での仕事を終わったらすぐさまオフキャンパスでの仕事に行かなければならず、特にこの日は学校での仕事が長引いてしまい、相当焦ってたわけです。途中に、結構広くて二車線の道があるのですが、この道、バスが通るからという理由で、制限速度が35マイルなんですね。普通こういうおっきめの道は45マイルなんですよ。だから俺は焦ってたのも手伝い45から50マイルで走ってたんです。すると運の悪いことに、パトカーが・・・。これはやばいと思って減速したのですが、ときすでに遅し。信号で停まったら後ろにスルスルっとついてきて、走り始めたらあえなく御用でした。これはまだいくらになるかわかりませんが、15マイルオーバーだったので、200ドル以下だと思います(というかそう願う・・・)。

その場で警官からもらう紙切はこんな感じです↓。

まぁそういうわけで、免許とったら、くれぐれも警察には気をつけてくださいね。

アメリカ車事情 (4)

このポストもちょっとしたシリーズになっています。

アメリカ車事情 (1) 免許編

アメリカ車事情 (2) 車探し編

アメリカ車事情 (3) 車購入編

今回は、車購入後のDMVでの手続きについて書きます。

まず自分の家に近くのDMVを探しておきます。こちらからどうぞ。

DMVは基本的にいつも混んでいますので、予約を取ることもおすすめします。でも予約をとってもどっちにしろ待たされることになる確率が高いので、待つことをある程度の覚悟を決めてから行きましょう。比較的空いてるのは、朝早く行くか、夕方4時ぐらいですが、これも場所によって変わってくるので、あまり参考にしない方がいいかもしれません。

ちなみに前回のポストで書き忘れたのですが、車の売買行われると、DMVでスモッグチェックをしなければいけません。これは通常売り主が売る前に済ませなければなりません。あとでスモッグチェックに通らなくて修理にお金がかかった、というトラブルを避けるためです。ですので、車を買う際には、スモッグチェックをやったという証明書を受け取るのを忘れずに。

そして一番大事なのは、通称ピンクスリップと呼ばれる、所有者証明書 (Certificate of Title)をもらうことです。この書類が車の所有者としての証ですので、必ず忘れずに受け取りましょう。こんな外見をした書類です。

広げたらこんな感じです。

車を購入したらまずすることが、この所有者証明書をDMVに持って行き、所有者を自分に変更することです。

売り主が記入してDMVに持って行くパートと、買い主が書かなければいけないパートがあります。両方がDMVに提出されないと所有者の変更になりませんので、ここも売り主に念をおしておきましょう。

まず下の写真のパートですが、これは車引渡しの時に売り主と一緒に書き込みましょう。マイル数を書く部分があるので、その時点でのマイルを書き込みます。

1、2が売り主のサイン、3が買い主のサイン、4がマイル数を記入する欄です。

次にピンクスリップの上の部分ですが、これも車引渡しの時に一緒に書き込みましょう。売り主が記入してDMVに郵送するパートですが、買い主の名前、住所などを書く欄もあるからです。

買い主が記入するパートは裏側になります。至って簡単で基本的な情報ですので、見ればどこに何を書けばいいかわかると思います。

この欄を記入したらDMVにいざ出発。あとはRegistrationとTaxを払えば、手続きは完了になります。

晴れて車が自分のものになったら、保険を買いましょう。CAでは保険に加入することが義務付けられてますので、もし保険に入らずに運転しててそれが警察に見つかると罰金を取られます。保険の相場は年齢、免許の保持年数、独身か既婚か、車の色、などで変わってきます。免許保持年数が長ければ比較的安くなるようです。それから、保険料はスピード違反などを犯すと跳ね上がります。くれぐれも警察に目をつけられるような運転はしないようにしましょう。筆者はこれまで3回チケットを切られたことがありますが、その詳細は次回書く事にします。ちなみに最近また切られました。思い出すと凹みます・・・苦笑。今は忘れたことにしておいて、次回まとめて書きます。

というわけで、次回は筆者のアメリカでの車に関する経験をいろいろと書き綴ろうと思います。お楽しみに!

アメリカで新生活を始めるにあたって -大学院生編- (3)

このポストはちょっとしたシリーズになっています。

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (1) 空港からモントレーまで

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (2) モントレーでのアパート探し

今回はアメリカでの携帯電話について書きます。

今やコミュニケーションツールとして欠かすことのできない携帯電話。アメリカでももちろんそれは同じです。最近では引っ越し先に固定電話を引かずに、携帯電話だけ持つ人のほうが多いぐらいではないでしょうか。アメリカには大手の通信会社が4つあります。

まず単純な月々のプランの比較から。と思って表を作ってみたのですが、このサイトが綺麗にまとめてくれてるので、省きます。というかこのポスト自体、前述のサイトを紹介するだけでその役目を終えてしまうような・・・。

まぁともかく、一番トリッキーなのは、Social Security NumberとCredit Score、そしてDepositなので、それについて触れたいと思います。

Social Security Numbver(SSN)は、社会保障番号のことを指し、アメリカ市民は皆持っています。アメリカ市民でなくても、アメリカで合法的に働ける人はSSNを取得できます。学生はどうかというと、学生もキャンパス上でならば合法的に働く権利を持っているので、オンキャンパスで仕事を見つけることができたら、SSNを取得できます。

Credit Scoreというのは、このSSNを使って開かれたクレジットカードや学生ローンなどのデータを元に、その人のの信用度を測るスコアです。知れば知るほど恐ろしいクレジットスコアの詳細はこちらのページに任せるとして、なぜこのクレジットスコアが携帯電話の契約に関わってくるかというと、要はクレジットスコがない(もしくはスコアが低い)と、この人は携帯電話の月々の支払をちゃんとできるのだろうか、という不安を携帯電話会社が持つわけです。その不安を払拭するためには、予めある程度のお金をもらっておかなければいけません。それがDepositです。

Depositの額は会社によって異なりますが、大体100-600ドルぐらいだと思います。先日Verizonの携帯を契約した友人は400ドル払ったと言っていました。筆者が大学2年の時に初めてSprintの携帯電話を契約したときは、SSNがあったにも関わらず、700ドルのDepositを取られました。このお金は、前述したように、万が一月々の支払が滞ってしまった場合に使われます。しかし毎月ちゃんと支払いをしていけば、1年後にはこのDepositは返ってきます。1年目以降はそのDepositを月々の支払に充てることも可能です。

つまり何が言いたいかというと、SSN及びCredit Scoreがない外国人にとって、携帯電話を契約するというのはかなりハードルが高いということです。しかし、だからと言って携帯電話を諦める必要はありません。

最近は、HanaCellKDDI Mobile USAのような、在米法人向けの携帯電話会社があり、こういった会社はDepsitなしで契約できるサービスを持っています。これは非常に便利で、しかもKDDI Mobileは特に日本への通話料が他のアメリカの携帯電話会社に比べて格安です。詳しくはまた先程のサイトを参照してください。

ただ、どうしてもiPhone、HTCのEvo、Deroidなどのスマートフォンを持ちたいという人は、諦めてDepositを払いましょう。KDDIやHanaCellではそういった端末はあつかっていませんので。あ、でもKDDI USA Mobileなら、HTCのHeroという機種を契約できます。筆者はiPhone4を持っていますが、これ以外だったらHTCの携帯買います、というぐらい、HTCの機種はレベル高いです。参考までに。

教育実習(TESOL インターンシップ#3)

8月2日から4週間、日本からモントレー国際大学の夏期短期語学(英語)プログラムに来ていた大学生に英語を教えました。

TESOLプログラムでは教育実習が卒業の為の必修単位となっており、学習した理論を実践できるとてもいいチャンスです。

私の場合は、Introduction to U.S. Culture(週3回、1日2時間)とCommunity Exploration(週2回、1日2時間)という2つのクラスを担当させていただきました(計 週5回、週合計10時間)。

Intro to U.S. Culture

このクラスはアメリカ文化を勉強するクラスで、食文化、アメリカの祭日、趣味・休日の過ごし方、ポップカルチャーについて幅広く生徒が学習出来るようにレッスンが組まれています。生徒はホストファミリーと生活しているので、彼らを主な情報源としてインタビューをするなど、クラスで英語を学び、放課後に学習内容を日常生活で使えるように工夫しました。また、このプログラムでは教科書を使用しないため、実際のアメリカ生活で使われている物(新聞記事、広告チラシ、最新のインターネット情報)を準備し、オンラインで入手出来るビデオなども利用し、限りなく現場で使われている英語に近い物を生徒に提供する工夫もしました。

Community Exploration

この授業ではモントレー近郊にある歴史的建造物、美術館、博物館、観光名所について学習し、実際現地を見学する授業です。生徒にとってはクラスの外で使われている英語を肌で感じる良い機会であり、教師にとっては言語の4スキル(reading, listening, speaking, writing)を効果的に取り入れられるいい機会となります。

教育実習までに履修したCurriculum Designで得た知識を使ってのシラバスとレッスンプランの作成から始まり、生徒の反応を見ながらCALL (Computer-Assisted Language Learning)で学習したテクノロジーの活用など、日本の大学で勉強した「教師になる為の勉強」の一歩先を行く貴重な経験となりました。

実際の教育実習のクラスは秋学期に履修しますが、この教授経験は卒業制作(Portfolio)に向けての第一歩となりました。私のように、大学を卒業してすぐに大学院に進学する生徒にとってモントレー国際大学は教授経験を積む為のチャンスがあらゆる所で提供されているので、将来に向けての準備期間としては最高の環境だと思います。