モントレーの教会

私は日本語ネイティブではないので、つたない日本語を大目に見ていただければ幸いです。日本語プログラムの一年生で、カリフォルニア出身の日系人です。今日、モントレーの生活の中で教会についてお話しします。私はモントレーに来る前に、3年間広島県の福山市で、JETの教員として勤めていました。その間、偶然同僚がある教会を見つけ、私を小さいその教会に紹介してくれました。この教会はほとんど南アフリカ人と日本人の団体で、文化の違いがあったにもかかわらず、親しく、それに気軽に礼拝やイベントを立ち上げ、楽しい経験をしました。

日本で毎週のように教会に参加していたため、モントレーでもその習慣を続けたいと思っていました。そこで、IPS(国際政策)専攻の友達とモントレーの教会を調べることにしました。まず、その友達の家の近くの教会に行きました。そこのメンバーは明るく、何人もの人が挨拶してくれました。友達が来て、ホールに入ったら、ほとんど50代以上のメンバーでした。全員、私達の方をこっそり見ている感じで、「どうしてそんな若そうな二人はいきなり来るんだろう」と思っていたに違いありません。礼拝の後、唯一の若そうな男性は私たちに話をかけてくれ、その男性と彼のお母さんが私達を昼ごはんにも誘ってくれました。教会は全体的にとても歓迎的でしたが、メンバーは全員その教会に長く通っているそうで、私達にはやはりもう少し若い人達がいる教会が合うのではないかと思いました。

次に、最初の教会で会った人から教えてもらった、学生にお勧めの教会に行きました。友達によると、この教会は歴史的にヒッピーの教会として知られているそうです。外には、無料のコーヒー、お茶、ジュース、おやつなどが用意されていました。ビルを入ると、ラウンジがあって、人はそこで腰をかけて、広いスクリーンを眺めていました。それは友達によると、礼拝の一つの形だそうです。伝統的に礼拝堂で参加するより、コーヒーを飲みながら、礼拝堂で行っていることをスクリーンで観ることができます。私達は伝統的な礼拝が好きなので、普通に礼拝堂に入りました。賛美歌をいくつか全員と歌ってから、牧師の説教を聞きました。

3つ目の教会はシアターで行われます。ステージ上で、教会のバンドが賛美歌を演奏しているときに、どうしてもロックコンサートの雰囲気になってしまいます。牧師はそのことについて、「この教会の目的は娯楽になっている感じがしますが、ちゃんと教会以外でも仲間と個人的もしくはグループで会って、本当の礼拝をしよう。」とよく注意していました。そのことに聞き飽きてしまい、やはりシアターの感じの礼拝は面白くても、メッセージがちゃんと伝わってくるのだろうかと疑問に思いました。

こういう試行錯誤で、ようやく教会を選びました。どの教会にしたと思いますか。はい、みなさんのご想像通り、2つ目のヒッピーの教会でした。他の教会にも良いところがないというわけではないです。ただ、この教会では、賛美歌をみんなで熱心に歌うことに力を入れていて、牧師もユーモアがあり、聖書の直訳の言葉に従うより、聖書の精神に従うことを焦点としています。このような教会は私には一番向いています。最後までお読み頂きありがとうございました。教会に興味がある方は参考にして頂ければと思います。

学会発表 (TESOL & CATESOL)

今回は、最近参加した2つの学会について報告します。

3月17日〜19日、 TESOLのthe 45th Annual Conventionがルイジアナ州ニューオーリンズで開催されました。 TESOL (Teachers of English to Speakers of Other Languages )は全世界規模の教育者団体で、世界各国の教員、教育関係者、大学院生など約5000が参加する大規模な学会となりました。私はElectronic Villageというテクノロジーを使って言語学習を促進/サポートするプレゼンテーションをさせていただき、MIISで開講されているComputer-Assisted Language Learning (CALL)のクラスで制作したホームページ(Google site)を紹介しました。プロジェクトを簡単に説明すると、テクノロジーを使用してどのように先生と生徒がクラスで扱う教材を整理整頓し、また、先生はクラスの進行状況とクラスを管理するかというもので、膨大なプリントや提出物を管理するのが困難だと感じている教員・生徒を対象に発表しました。

また、4月7日〜10日までカリフォルニア州ロングビーチではCATESOL (California Teachers of English to Speakers of Other Languages)の the 42nd Annual Conferenceが開催されました。私は、先学期に履修したApplied Linguistics Researchで提出した小論文(“Students’ Motivation and L1 Use in an ESL classroom “)を発表しました。CATESOLの学会発表はTESOLと比べると、「理論」よりも「実践的」なアイデアを皆で共有し合う場所という雰囲気でした。

今回のCATESOLで私が一番「役に立つ」と思ったプレゼンテーションは「アメリカでの就職活動の仕方」についてのディスカッションでした。アメリカの大学で学ぶ留学生として、アルバイトや長期の仕事を得るのはとても難しく、また、日本とは願書の書類や提出方法などが異なるため、様々な学校からの教師を迎え、求職活動でやりがちな失敗や間違えなど、現場の生の声を聞けたのはとても貴重な体験となりました。

最後に、大学院生としてTESOLやCATESOLなどの教育社団体に加入したり、学会への参加、学会での発表はとても大切だという事をここで強調しておきたいと思います。上記の就職に関するプレゼンテーションでも何度も念を押して教師陣やリクルーターから説明されましたが、このような団体への関与は教師として(または教師になる為に)自分を磨いているというアピールになります。つまり、学会に参加するという事は他の現場で働いている教師がどのようなアイデアを利用しているかなどを知る情報収集の場になります。そして、学会発表をする場合、その準備の段階で専攻研究の中でその分野での最新の論文から情報収集をするので知識を深めたり、自分の発表に集まった聴衆からフィードバックを得る事ができます。

実際、学生の立場で学会への加入、カンファレンスへの参加(発表)にはお金がかかるので、やりくりは大変ですが、学生の場合TESOLもCATESOLも学割が適用されます(*以下参照)。また、学校としてもMIISは学会参加(発表)の際にはFinancialサポート(上限あり)があるので、社会人として加入/参加するよりも低額でまかなうことができます。また、学会が開催される際には大抵の場合ボランティアを募集し、一定時間任務に従事すると学会への参加費が免除されます。機会がある方は是非学会に参加してみてはいかがでしょうか?英語教師への夢へ一歩近づけるかもしれません。

*TESOL年会費($32/Full-time student), TESOL 2011 Convention Registration Fee ($140/ Early admission)

*CATESOL年会費($35/Full-time student), CATESOL Conference Admission ($120/ Early admission & Student status, $105/ Presenter)

地震そしてその後

この度の東北関東談震災で被災された皆様に、改めまして、心からお見舞い申し上げます。福島第一原子力発電所の状況などを考えると、まだまだ予断を許さない事態が続きますが、日本に住んでいる皆様方が安全であるように、そして被災地の復興が一刻も早く進むよう、モントレー国際大学の学生、教職員一同、心から応援しております。

地震直後から、モントレー国際大学でもキャンドルライト・メモリアルを始め、募金活動や原子力事故の問題を考えるパネルディスカッションなど、今回の地震に関する活動が様々な場所で行われています。また、4月1日に行われるSpring Folliesとよばれるタレントショーでは、チケットの売上がすべて日本への寄付にあてられることが決定しています。

また、今回の地震を受け、少しでもできることをしようと、モントレー国際大学の学生・教職員からの応援のメッセージをまとめたビデオを作成しました。少しでも日本にいる皆様の心の支えになったらと思います。

[youtube 95RqHkw03Uk]

【重要】東北地方太平洋沖地震について

モントレー国際大学からのお願いです(公式メッセージ)

3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震で被災した皆様に、心からお見舞い申し上げます。また、日本に住んでいるモントレー国際大学の卒業生、家族、友人へ応援のエールを送っています。

卒業生の皆様、もし時間があれば、alumni@miis.eduへ、メールで安否を教えてください。もしくはこのポストにコメントを残していただく形でも大丈夫です。宜しくお願い致します。

原文:
To our MIIS alumni in Japan – Please know that everyone at the Monterey Institute is thinking of our dear alumni and friends there. We all send our thoughts and wishes to you, your families, friends and colleagues during this very difficult time. As time permits, please email alumni@miis.edu and let MIIS know how you are.

管理人 拝

モントレー国際大学 海洋政策研究所

モントレー国際大学は、3月2日付で、サンフランシスコ在住でミドルベリー大学の学生の両親でもあるヒックス夫妻から、ローカー財団を代表して100万ドル(日本円で約8200万円)の寄付を受けたことを発表しました。

この寄付は、モントレー国際大学に付属する、海洋経済・政策研究所を立ち上げるために使われる予定です。もともとこの研究所は、モントレー湾という格好の地理条件を活かした海洋経済・政策研究をするために計画されており、今回の寄付で本格的に研究所の立ち上げが始まる予定です。この研究所は、海洋政策・マネジメントに関する幅広い研究を行い、モントレー国際大学で学ぶ学生に対してもクラスをオファーする予定です。

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TED 2011 Conference Livestreaming @ MIIS

先日の記事TEDxMontereyについてお知らせしましたが、今回は、TEDの本場のConferenceをモントレー国際大学でライブストリーミングするイベントについてです。

TED Conferenceは、各界の著名な方が講演するので、参加費がかなり高く、とても一大学院生が気軽に参加できるイベントではなく、ライブストリーミングするのも登録が必要で、この登録料もそこそこのお値段です。しかしモントレー国際大学では、4月に控えたTEDxMontereyのイベントの一環として、学校がライブストリーミング登録をしたくれたお陰で、モントレーにいながら、このTED 2011 Conferenceを視聴することができました。TED Conferenceは、今年は「The Rediscover of Wonder」というテーマのもと、2月28日から5日間に渡って開催されました。どれも興味深い話だったのですが、特に興味深かったSession 6について書いておこうと思います。

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モントレー国際大学でのキャリアフェア

2011年2月25日に、先日のポストでもお伝えした、モントレー国際大学が独自に開くキャリアフェアがありました。最終的に90以上の組織が参加し、大盛況のキャリアフェアとなりました。
筆者も5月に卒業を控えていますので、もちろん参加しました。このイベントはキャンパスではなく、近くのホテルの一室にある、Monterey Conference Centerという場所で行われます。アメリカでのキャリアイベントは始めてだったので、どんなものか若干緊張しましたが、日本の企業が企画するものとほぼ似たようなものでした。ただ、ボストンや東京で行われるキャリアフォーラムと違い、今回のイベントは、その場で面接を行い、うまくいけばその日のうちに内定がもらえる、というものではありません。実際に仕事を得る部分よりも、より多くの企業・組織を知り、自分のネットワークを広げるという部分に重点が置かれていたという印象を受けました。

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モントレー国際大学での奨学金

メールで寄せられる質問で多いのが、MIISでの学費と、どうやってその資金を確保すべきか、ということなので、今回は改めて学費と奨学金について書こうと思います。

2010年−2011年の学費は、年間(2セメスターで)32800ドル。生活費などを含めた合計は、50665ドルとなっています。詳しいデータは上のAboutの部分にも載っているので、そちらもぜひみてほしいのですが、まず特筆すべきは、モントレー国際大学が独自に行っている給付型の奨学金プログラムです。出願者全員が自動的に考慮され、最大で年間の学費の半額(約16000ドル)が給付されます。給付式ですので、返還の必要はもちろんありません。学部時代のGPAが高い、特筆すべき職務経験がある、など、モントレー国際大学としてもぜひとも入学してもらいたい出願者ほど、多い額がもらえる可能性が高まります。逆に一切もらえない可能性もあります。

これ以外の奨学金は、基本的にアメリカ人学生対象となります。しかし奨学金といっても基本的には教育ローンなので、こちらは卒業後に返還しなければいけません。しかもアメリカの教育ローンは利率が高い(6.8%)ので、5年10年とかけて返済するとかなりの高額になってしまいます。日本で教育ローンが借りることが可能なら、そちらのほうがいいかもしれません。

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TEDxMonterey 2011

TEDというのをご存知でしょうか?TEDは、Technology Entertainment and Designを示しており、毎年一回TED Conferenceという名前を冠した講演会を主催してる非営利グループです。このTED Conferenceは、Ideas Worth Spreading(広げる価値のあるアイデア)というテーマのもと、もともとは毎年モントレーで行われていたのですが、最近はロングビーチで開催されています。今年もロングビーチでの開催となりました。具体的にどのような講演会なのかというと、名前の通り、テクノロジー・エンターテインメント・デザイン・学術などの分野の第一人者が講演を行います。もともとは身内のサロン的な集まりだったそうですが、2006年から講演会の内容をオンラインで無料で動画配信するようになり、有名になったみたいです。著名な講演者の一例を挙げれば、DNAの二重らせん構造の共同発見者でありノーベル賞受賞者でもあるジェームズ・ワトソン、元大統領ビル・クリントン、Wikipediaの共同創設者ジミー・ウェールズなどなど(Wikipediaの記事より)

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MIISでの学生団体

MIISには多くの学生団体があり、勉強の合間をぬってみんなこうした団体での活動にも励んでいます。アフロクラブ、アムネスティ・インターナショナル、国境なきアーティスト、サッカークラブ、空手クラブ、ネットワーキングクラブ、日本人会など、国際的で、多種多様な団体がそろっています(下に一覧)。

最近ではモントレー半島サッカーリーグに所属する、MIISのサッカークラブが、準決勝まで進み、熱狂的なファンと共に、充実したリーグを過ごしました。

それからMIISには何とキャンパスの一画に学生が運営してる畑があります。Our Green Thumbと名付けられ、2年前ほどから有機野菜を栽培しています。

また近くにある、Navy Postgraduate School(海軍大学院)では、ラグビークラブもあり、MIISの学生も参加できるそうです。モントレー自体が小さい街なので、こうして地域と一緒になった活動を行えるのも、小さい大学で学ぶ上での魅力かもしれません。

先日は春学期のクラブフェアーも行われ、各クラブが新入生の勧誘に励んでいました。また、学期のはじめに必ずこうしたクラブフェアーが行うので、新しく団体を始めたい人も気軽に始めることできます。

MIISでの学生団体一覧を見るには、More→をクリック

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