モントレー国際大学でのキャリアフェア

2011年2月25日に、先日のポストでもお伝えした、モントレー国際大学が独自に開くキャリアフェアがありました。最終的に90以上の組織が参加し、大盛況のキャリアフェアとなりました。
筆者も5月に卒業を控えていますので、もちろん参加しました。このイベントはキャンパスではなく、近くのホテルの一室にある、Monterey Conference Centerという場所で行われます。アメリカでのキャリアイベントは始めてだったので、どんなものか若干緊張しましたが、日本の企業が企画するものとほぼ似たようなものでした。ただ、ボストンや東京で行われるキャリアフォーラムと違い、今回のイベントは、その場で面接を行い、うまくいけばその日のうちに内定がもらえる、というものではありません。実際に仕事を得る部分よりも、より多くの企業・組織を知り、自分のネットワークを広げるという部分に重点が置かれていたという印象を受けました。

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筆者はChemonics Internationalという、開発コンサルタントの会社や、国務省、USAID(アメリカ版JICA)などのブースを周りました。自己紹介をし、どういったポジションを募集しているのかを尋ね、可能であれば自分の履歴書を渡していきます。ここで名刺もあればいいのですが、筆者は名刺を作っておいたにも関わらず家に忘れるという痛恨のミスをし、履歴書を渡すだけにとどまりました。USAIDのブースにいた方は、モントレー国際大学のキャンパスでセメスターに一回はキャリアセッションを行っていて、今回のキャリアフェアでも、筆者を始め多くの学生にキャリアアドバイスをしてださいました。彼曰く、モントレー国際大学という大学院は、USAID内や、その他の開発コンサルタント会社の間で非常に有名であり、また多くの卒業生がその分野で働いているので、大きなネットワークができているとのことでした。

今回のキャリアフェアには、ボストンキャリアフォーラムの時とは違い、非常にリラックスして臨め、その分成果も多かったように感じます。また、日本と違い、新卒一括採用をやっている組織はないので、自分のスキルと応募するポジションのJob Descriptionをしっかりすり合わせ、じっくり就活できるのがアメリカの就活の特徴かもしれません。その分、卒業して1年経ってもまだ正式なフルタイムの仕事を見つけられないという人もでてきてしまいますが。

やはり準備が全てです。ネットワーキングをするなら大学院のプログラム入った直後ぐらいからやっておくのがベターですし、インターンやボランティアなどを積極的に行い、自分の履歴書のつくっていくというのも大事なことです。大学院卒業にどういう仕事をしたいのかを、入学前から決めておき、それにそったクラスを受講し、インターンシップなどを行う。逆に言えば、大学院は学費も非常に高いですし、言わば自分への投資ですので、卒業後どうしたいかが決まっていなければ、とりあえず行ってみよう、という考えで大学院には来ないほうがいいと思います。つまり、一歩先でなく、常に二歩先を見据えて自分の人生を計画していくことが非常に大事だと思います。

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