4月30日、TESOL/ TFL 生徒の為のKathy Bailyによる第2回目のワークショップが開催されました。
今回英語スピーキングスキルの正確さ、流暢さ、習熟度に観点を置いた、「Bridging Communication Gaps: Strategies for Speaking」というトピックの下、主にコミュニケーション戦略についての説明と、生徒が実際のクラスでどのようにそれを活用してるかという内容でした。
コミュニケーション戦略は言語学習者が言いたい事を表現できない場合、どのような戦略を使うかというものです。多くの言語学習者は言いたい事があっても、それを上手く表現するレベルに到達してない為、言い表せない事が多くあります。そんな時にこの方法が役に立ちます。
コミュニケーション戦略は主に3つのカテゴリーに分けられ、その1部を紹介したいと思います。
① 特定のトピックの回避戦略
⇒学習者が自身のレベルを把握し、会話の中で表現出来ない内容が出てくる話題を避ける。
② 目的達成戦略
⇒言いたい事を完璧に表現するのではなく、その他の方法に頼る
例)遠回し表現、新造語使用、既に流暢に使える言語(母国語など)からの直訳、教師など自分以外の人に助けを求めるなど
③ 時間稼ぎ戦略
⇒言いたい表現が思いつくまで、”well…”や”Um…”などの表現を利用して発話までの時間を確保する
コミュニケーション戦略の知識は生徒の発話を促し、学習者の言語習熟度アップの手助けとなります。
言語学習に関するwebも紹介されたので、もしよかったらチェックしてみてください。
The International Research Foundation for English Language Education (英語)